若松浩幸のweelyoutlook vol.42(2024年3月25日~3月29日)
今週(2024年3月25日~3月29日)
◇ポンド【ポンドドルはBOEがハト派的になった事で引き続き弱い動き、ポンド円は下値は限定的】
ポンドドルは
・前週20日、ONSが発表した英2月CPIは前年比+3.4%で1月の+4.0から鈍化。コア指数も+.4.5%と1月の+5.1%から鈍化。CPI上昇率はエコノミストやBOEの予想以上に減速。BOEは今後数カ月に利下げできるとの自信を強めています。
・前週21日、BOE金融政策会合では政策金利を5.25%に据え置く事を決定。今回はタカ派のハスケル委員とマン委員が共に利上げ主張を取り下げて8人が現状維持を支持。もう1人は前回同様に0.25%利下げを訴えています。
・ベイリーBOE総裁もBOE後に英国はインフレ退治を巡り勝利への道筋にある。市場の利下げ見通しは妥当と発言した事もポンド売り繋がっています。
・前週の英CPI、そしてBOE金融政策発表を受けてポンドドルは木曜から金曜日で1.2803から1.2575まで228Pipsの下落。
・今週のポンドドルはBOEがハト派的になった事で引き続き弱い動きを想定しています。
ポンド円は
・ベイリーBOE総裁が今後の利下げの可能性を示唆した事で、リスク選好的なポンド買いは縮小となりますが、日銀の緩和的な金融環境を維持からの円売りが継続している事でポンド円の下値は限定的と見ています。
(注)
・月末の29日がグッドフライデーの祝日で多くの市場が休場となります。月末・四半期末、そして本邦年度末に絡んだフローに注意が必要です。
○今週の英国主要経済指標・注目イベント
25日 マン英中銀委員=講演
27日 英中銀、MPC議事録公表
28日 英10-12月期GDP統計[確報]、英10-12月期総合事業投資[確報]、英10-12月期経常収支



◇ドルは【ドットチャートのハト派な結果を受けて利下げ観測再燃】
・前週、米FOMCはドットチャートで2024年末時点の中央値を年3回・75bpの利下げ予想で据え置きとのハト派的な結果からドル売りに繋がっています。
・今週はドットチャートのハト派な結果を受けて6月FOMCでの利下げ観測再燃。米長期金利低下からのドル売りが優勢と考えています。
○今週の英国主要経済指標・注目イベント
25日 米2月シカゴ連銀全米活動指数、米2月新築住宅販売件数、米3月ダラス連銀製造業活動指数、クックFRB理事=講演、ボスティック・アトランタ連銀総裁=講演
26日 米2月耐久財受注[速報]、米1月住宅価格指数、米1月S&Pケースシラー住宅価格指数、米3月リッチモンド連銀製造業指数
28日 米10-12月期GDP統計[確報]、米3月シカゴ購買部協会景気指数、米2月中古住宅販売成約指数、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数[確報]、米カンザスシティ連銀3月製造業活動指数
29日 米2月個人所得/個人支出、米2月PCEデフレーター、米2月卸売在庫[速報]、米2月小売在庫



◇ドル円は【本邦通貨当局による円買い介入に対する警戒が高まる】
・前週、19日の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除など含めた大規模緩和の修正に踏み切るが、緩和的な金融環境を当面維持した事で、ドル円は148.99から151.86まで円売りが進んでいます。ただ、FOMCドットチャートのハト派な結果を受けてのドル売りも有ります。
・今週は151円台後半まで上昇から、本邦通貨当局による円買い介入に対する警戒が高まっている事でリスク選好的なドル買い・円売りが一段と拡大する可能性は低いと考えられます。
・材料的には
・29日発表の3月東京都区部CPI。市場予想は+2.5%ですが、インフレ率が上昇した場合は日銀の「7月」追加利上げ観測での円買い要因。反対にインフレ率が低下した場合は円売り要因と考えます。
円安に加えて原油価格上昇から物価上昇は加速する可能性も有りますので注意です。
・29日発表の米2月コアPCE価格指数。市場予想は+2.8%と前月から横ばいとなっています。上昇するようだとドル買い。反対に低下するようだとドル売り要因です。
○今週の英国主要経済指標・注目イベント
25日 日銀金融政策決定会合・議事要
27日 田村日銀審議委員=講演&記者会見
28日 日銀金融政策決定会合[3月18-19日分・主な意見]
29日 東京区部3月消費者物価指数





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