若松浩幸のweelyoutlook vol.40(2024年3月11日~3月15日)
今週(2024年3月11日~3月15日)
◇ポンド【ポンドドルは英国雇用統計の平均賃金から英利下げ開始時期を模索する展開。ポンド円はリスク回避的なポンド売り・円買いの継続】
・ポンドドルは12日に発表される英国雇用統計のボーナスを除く平均賃金(2023年11月~2024年1月)から、英利下げ開始時期を模索する展開となります。
・前回2月の2023年10月~12月週平均賃金(動が激しいボーナスを含む)が前年比+5.8%と市場予想+5.6%強い内容、又、(ボーナスを除くベース)では前年同期比+6.2%と市場予想の6.0%を上回るも、9-11月の6.7%から鈍化し22年8-10以来の低水準となっています。
・前回は英平均賃金が市場予想を上回った事でポンド買い強まっています。今回も同様に市場予想を上回るとポンド買い。反対に市場予想以上の低下となればBOEの早期利下げ観測が高まりからポンド売り要因となります。
・ポンド円は前週、本邦1月の実質賃金の改善や中川日銀審議委員の発言を受け、3月日銀金融政策決定会合でのマイナス金利解除観測が一段と高まり、海外投機筋による大量の円の買い戻しを誘発。今週もリスク回避的なポンド売り・円買いの継続が予想されます。



◇ドルは【12日米2月CPIと14日米2月小売売上高に注目】
・前週は米2月米ISM非製造業景況指数など弱い米経済指標が相次いだ事やパウエルFRB議長よりハト派的な発言、米雇用統計も冴えない結果からドル売りが優勢となっています。
・今週、米2月CPIや米2月小売売上高が市場予想を下回る場合には、FRBによる早期利下げ観測から米長期金利低下でのドル売りの流れが「一段と強まる」可能性が有ります。



◇ドル円は【本邦GDPが市場想を上回る場合や、春闘が2023年を超える結果となる場合は円買い圧力が一段と強まる展開】
・テクニカルは転換。日足ローソク足が21日移動平均線、50日移動平均線、90日移動平均線、ボリンジャーミッドバンド、一目均衡表転換線、基準線を下抜けています。他にも一目均衡表三役好転も消失等で、地合いの悪化のチャート形状となっています。
・ファンダメンテクニカル的には前週、本邦CPIの上振れ、高田日銀審議委員、中川日銀審議委員、植田日銀総裁からもタカ派的な発言あり、海外短期筋が日銀の早期政策修正を見越して円買いや日本株売り、債券売りを仕掛けてきています。
・11日発表される本邦10-12月期実質GDP2次速報値、15日に予定されている春闘回答結果の公表されます。本邦GDPが市場想を上回る場合や、春闘が2023年を超える結果となる場合には、日銀金融政策決定会合での政策修正期待を通じて、円買い圧力が一段と強まる展開が想定されます
本邦GDPが市場想を上回る場合や、春闘が2023年を超える結果となる場合は円買い圧力が一段と強まる展開が想定されます。



※米国夏時間
3月10日より米国夏時間に伴い記事配信時間が変更となります。
■TOKYO-strategy 6:05~6:25 (但し、月曜日はオセアニア早朝の動きを見て7:00~7:30)
■algorithm analysis東京戦略 6:35~6:55
■NY-strategy 20:35~20:50





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